【龍亭公園】は北宋と金時代の宮殿跡地に造られた公園で、開封市の北側(やや北西寄り)に位置しています。(左の地図参照)
敷地面積は約83ヘクタールあり、その内の60%以上は【楊家湖】と【藩家湖】という2つの人造湖で占められています。
この2つの湖は、中国の小説 『楊家将演義』 で有名な北宋時代の将軍・楊業(小説では楊継業)(?〜986)と悪役の藩美(小説では藩仁美)(921〜987)から
名付けられており、透明感のある美しい【楊家湖】とは対照的に【藩家湖】は濁っているため、 “まるで2人の心を表しているようだ” と言われているそうです。
これらの湖の下6メートルの場所には、黄河の大氾濫
で壊滅した明時代の【周王府】が、さらに10数メートル下には北宋時代の【宮城】が埋まっていると言われています。【龍亭】は1692年、清時代の第四代皇帝・康熙[こうき]帝(在位1661〜1722)が【周王府】の跡地に、
地方官吏の祝賀を行うために亭(あずまや)を建設したのが始まりでした。
1734年には第五代皇帝・雍正[ようせい]帝(在位1722〜1735)が増築をし、【龍亭】も立派な宮殿に建て替えられました。(ちなみに今の建物は近年に再建されたものだそうですが・・・)
現在の【龍亭】は地上から13メートル、中央に龍の彫刻が施された72段の階段の上に建てられているため “天上の宮殿” とも呼ばれています。
【龍亭公園】の園林景観は非常に美しく、特に植物造型園は “河南の絶景” と言われるほど
有名で、中国の百家名園の1つとされているそうです。
(訪れたのが真冬だったので、よく分かりませんでしたが・・・
)また、毎年10月に開催される開封菊祭のメイン会場としても有名みたいですね。
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